「僕は愛を証明しようと思う」 藤沢数希:読了。
一言でいうと「非モテの主人公の成長譚」なんだけど
その方法論が数学的というか科学的というか
理系的な理路整然感があるので
読み心地がサクサクしていて気持ちがいい。
主人公の成長スピードのその痛快さ、に一気に読んでしまう本。
「モテるためのコツ」という書き方だけど
「人とコミュニケーションをとるコツ」
みたいなところにも置き換えられる所もあるので
そういう視点で読んでいくと性別を超えて読める物語。
伏線の張り巡らせ方も後からじわじわ効いてくる。
クレバーな人が作った物語。