Thursday, 13 October 2016

at Palais de Tokyo

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「トレンド」というシステムがあまり好きではないです。
でも、今シーズン考えが変わりました。

 

 

トレンドって、なんか「これを買わなくては」と煽りたてるシステムのように見えたんです。
自分と向き合って、今の自分にふさわしいファッションを作り上げるのではなく、
時代のファッションに、今の自分をはめ込むというか。

(「あなた色に染まりたい」っていう花嫁みたいな感じというか、、、
良い悪い、好き嫌いの判断機軸を他者に放棄する姿勢がちょっと違和感があったというか)。

 

 

ジェンダーレスとかノージェンダーがトレンドにあがってきたここ昨今。
「トレンド」というものが生んだものを、私は今シーズン強く感じたんです。

 

 

好きな服を着る事は「自分はこういう人だよ」って一つの表現です。

 

このジェンダーレスのトレンドは
LBGTのひとたち が(特にキッズ!)、
その流れに乗って「僕は(私は)こういう人です」って伝えやすくなっているんだ、って思ったんです。

もっと言えば「(自分は)これでいいんだ」って

後押しをされたのかな、と感じたんです。

 

自分自身の在り方が「肯定されている」って、とても心強いものだとおもう。

このトレンドが、彼らに対して

風通しをよくさせ、生きやすくさせた。

 

「自分はこういう人だよ」って素直に出せるキッズを、
私は今回のパリでいつもより多く会う事が出来ました。

 

 

「トレンド」が出来る事、
「トレンド」でしか出来ない事。

 

 

ファッションが出来る事。
ファッションでしか、出来ないこと。