Saturday, 26 March 2016

at the show...Dries Van Noten

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Dries Van Notenは毎回感動してしまうのだけど

絶賛今シーズンもご多分に漏れず、というかいつも以上に

心はギューっとわしずかみされて。

(ちなみに前回のショーは コレ。)

 

 

一番心をうちぬかれたのは

ヒョウ柄。なんといってもその使い方!

 

 

まず色合わせ。

ギラギラとした紫や、深緑、

血液のような濃い赤色とヒョウ柄との色合わせ、その妙味。

 

 

それに柄×柄!

ヒョウ柄×ストライプ、

ヒョウ柄×アジア柄(なんて説明したらいいかわからないけど

中国の王様とかが着てそうな、というか)

ヒョウ柄×へび柄、

ヒョウ柄×(色を変えた)ヒョウ柄、とかとか

思いもつかない柄の合わせをサラリとやっている所。

どう考えてもそれぞれそれなりにアクのある柄同士なのに、

ドリスの魔法はそれらに調和とエレガンスをもたらしていて。

 

 

(このショーに引っ張られた形で

私の目はそれ以降の日々

街で、ショーでヒョウ柄ばっかり目が行くようになる)

 

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例えばシーズンが過ぎると

なんだか古臭く見えたり、流行り過ぎて陳腐にみえちゃう

アイテムってどのブランドにもあるけれど

(あの●●の柄のトレーナ―流行ったよねぇ、とか

でかでかとブランドロゴのついたあのキャップ、

今かぶってるとヤバいよね、とか)

Dries Van Notenは、全くそういうものがない。

 

前シーズンのものでも、どのシーズンのものでも

「ずっと捨てずにとっておきたい、長く大事に着てあげたい」

ってそういう魅力が彼の作る服にはあるんだと思う。

つまりヴィンテージになりうるクリエイション。

それは「トレンド性(=時代)」を凌駕する魅力。

 

 

長く愛されるものを提案し、作っていくという仕事。

 

 

ドリスが好きな所をあげるとキリがないけれど、

一つには、きっとそういう所だ。