Wednesday, 8 June 2016

What I read...Primates of Park Avenue

Labels BOOK

FullSizeRender (11)_R

 

「パークアベニューの妻たち」 ウェンズデー・マーティン:読了。

 

 

 

ニューヨークの富裕者層が住む妻たちの生活を

人類学的手法を交えるというユーモアを介して

紹介している一冊。

 

彼女たちの「生態系」の特殊さは

フィジカルにもメンタルにも独特で

彼女たちの生き方は総体的に

「どういう風に生きるのが、自分にとっての幸せなのか」

を考えるきっかけになる。

 

筆者のドキュメント性が高い一冊なので

好奇心から手に取って、

楽しくエンターテイメントとして読もうというスタンスだと

若干無理が出てくるので

(読み進めるにしたがって、

最初は面白おかしく書き進められていたものが、

段々正直事実の羅列&筆者のプライベートな日記のような

様相になってきているので、

エンターテイメントとしては面白味にかける所も無きにしも非ずで)

そこだけちょっと注意は必要なのだけど。

 

とはいえ、この稀有な場所に飛び込み、

参加し、悩み、たのしみ、憤り、

つながりを築き、そして卒業していった

一人の「母としての女性の生き方」のリアルが素直に描かれている。