Sunday, 3 January 2016

What I read...'4 ladies living at that house'

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「あの家に暮らす四人の女」 三浦しをん:読了。

 


ひょんなきっかけから同じ家に住み始めた4人の世代も境遇も立場も違う女子
(彼女たちは永遠に『女子』なのだと思う)

の何でもない毎日を描写する中で、
女の人の「この件どうする」問題
――恋愛、結婚、出産、仕事、

おひとりさま、老後、介護、お金その他――
が見事に浮かび上がってくる。

 

 

またこれが全然シリアスじゃないので

こういったトピックを扱う物語によくある
「読んでて心が何だかヒリヒリ」な感じは皆無。

 

最後は三浦さんの「しおん節」あふれる圧倒的な力技(!)によって
物語はぐいぐい展開されて

「そっちいったかー!」的な落としどころで締めくくられてる。

 

 

 

とにかく読後感はとてもポジティブ!
三浦さんの飄々とした文章や物語は

重いテーマですらこんなにポップに表現できる。
改めてその才能のすごいに感嘆。